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わいせつか芸術か……有名写真家レスリー・キー容疑者逮捕で物議 | RBB TODAY

 写真家のレスリー・キーがわいせつな写真を販売したとして、4日にわいせつ図画頒布容疑で逮捕されたと報じられた。国内外で活躍する有名写真家の逮捕騒動に、ネット上では驚きの声が多数あがっている。

 複数メディアの報道によれば、キー容疑者の逮捕容疑は2日に東京・六本木にギャラリーで男性モデルの性器などが写った写真集計7冊を客2人に対し1冊6000円で販売した疑い。キー容疑者は公式サイトやSNS上で、「最新スーパーシリーズ『SUPER GOH』と『SUPER MIKI』同時発売!1年をかけて撮りおろした最新メンズヌード!土曜日に会場で皆さんを待ちしております!」などと宣伝していたが、時事通信によれば、これらの作品について昨年以降に「無修整のポルノ写真集が売られている」などの情報が寄せられたことから警視庁保安課が捜査。複数ページにわたって性器が露骨に写っていたため、わいせつ図画に当たるとの判断で逮捕に至ったという。

http://matome.naver.jp/odai/2135996909432349001
昨日、ついったーを見ていたらTL上にも「これはひどい」的なツイートが相次いでいたので驚いたのは言うまでもないです。でも有名な方なのでへぇ、そんな写真も撮っていたのか…なんて思ったんですが、表向きにはチャリティの写真集も出したりしていてセレブ関係からも支持を集めていたけどそんな面も持っていたんだ…なんて事を知りました。

でもなぁ、芸術と言うのは、見る人が見たらそれは芸術なんだけど、見る人が芸術じゃないと思われたら芸術じゃないんですよね。見た人が「これは滑稽だ」と思ったらその人の中では滑稽なものと決まってしまう。特に、ヌードってやっぱり芸術と猥褻の境界線上にあるものなのかなぁ…なんて。さらに、脱いでいるって言うのは自らの意図するところでアレを見せるか見せないかで芸術かどうかが決まる、って言うのは思うんですが。でも、被写体の意図しないところで脱いでる写真が公開されるって言うのもどうかしてるって感じがするけどね。やっぱり脱ぐという行為をして作品を作るのは被写体と撮る側(もしくは作り手)の思惑が一致しないと出来ないし、被写体もある程度の覚悟と言うか意思を持たないと作品にはならないんじゃないかなぁ、なんて思う。お縄を頂戴するほどの物議を醸すこともまた芸術の持つ側面でもあるんだけどね。

そう言えば、今六本木ヒルズ森美術館で開催されている会田誠さんの展覧会でも猥褻な作品が出ているって言うクレームが出ているそうですが、その会田さんがこないだテレビで茂木健一郎さんと対談していた中で、茂木さんが「変人ですよね〜」って言うぐらいなんだから相当な変人なんだなこの人って思わざるを得なかった。やっぱり天才と変態って表裏一体だよね、って言う私自身の持っていた持論はくつがえりませんでした。
「自分は普通だと思っている人こそ変人」的な話を茂木さんはおっしゃてたと思ったんですが、まぁそのテレビでも作品が紹介されてたけど、相当変な作品ばっかりだよな…スクール水着の女の子たちが滝の中で戯れている日本画とか、う○こネタとか…でもめちゃくちゃ上手いんですよね…しかも18禁エリアもあるって言うしねぇ…でも、めちゃくちゃ画力があるんですよね…観に行きたいとは思わないけど。