箱根駅伝往路を振りかぶって&復路予想

往路を振り返る

Twitterでは本命:東洋大学、対抗:駒澤大学、大穴:青山学院と予想したのですが…なんか、全部外れた気がする。こんなに外れたのは初めてって言うくらい外れちゃったよ(; ´Д`)
東洋大学は5区までは盤石の態勢だったと思います。1区から区間賞ペースで2区で一度2位に落ちても3区で首位に返り咲いて4区まで好調だったのですから…3位に終わったのは残念と言えば残念ですが。
でも、各大学ここまで拮抗する大会って言うのは久しぶりに見たなぁ。だけどその中で日体大が往路優勝するとは思ってもいませんでした。予選会から出場した大学が往路優勝するってのは初めてらしいですがこれってJリーグで例えたら、J2にいたチームがJ1に昇格したシーズンにリーグ戦優勝するようなもんじゃないですか…でも、昨年の日体大は過去最低の19位でしかも9区で繰り上げスタートになってしまうという大惨敗を経験したわけですから、これは本当に大躍進と言っていいんじゃないかと。って言うか3年生で主将に指名された5区を走った服部君がめちゃくちゃいい顔なんだけど、走ってるときは鼻水ダラダラ流しながらの激走だったわけで、2位だった早稲田の子がヘラヘラしながら走ってたわりに脚が速かったのでこれはどうなんだろう、って思っていたらその早稲田を突き放しての1位だったのでこいつは本物だ…と思いました。そう言えば、日体大は予選会でも絶好調だったんですよね…予選会の様子も書いたんですが、その時の総合タイムはぶっちぎりだったんですよ。でも、予選会からあそこまで上位に行くとは思わなかった。想定外の事が起こるのが駅伝なんだよなぁ…なんてのを改めて感じました。
そして、往路での裏MVPはやっぱり法政大学の5区を走った関口君という選手だったのですが…何故か微妙にズレたTシャツに、見るに堪えないgdgdなフォーム。競歩のようだとも怪我してるんじゃないか?とも取れるフォームでも、5区山登りで8人抜いて区間2位の好成績だったので、裏山の神降臨か?って感じもしました。で、法政大学と言えば2001年の第77回の5区での凄まじいデッドヒート。その5区を走ってた人が学生とは思えないグラサンしかもヒゲだったのよね…その結果、法政大学VS中大VS順天堂の大接戦だったのを制したのは中大だったのですが…
…でも、その中大が12年後の箱根の山で途中棄権ですよ…12年前と今年の共通点は凄まじい強風だったという事です。5区では中大と城西大が相次いで途中棄権となってしまったのですが、その原因が低体温&脱水症状だったそうですね…とにかくスタートした時点でかなりの強風が吹き荒れていて、3区の海岸線を走る時は防風林の向こうから砂塵が飛んでくるわ、でもって海は荒波が立ってるわ中継点でのカメラが揺れまくるわでホント凄い風だな!って言うのは印象に残りました。そして山に入ると気温が下がってくる/強烈な向かい風に襲われるという2本立てで確実に選手の体力を奪っていくんですよね…他の大学もゴールした直後にぶっ倒れる選手が相次いだ理由もわからないでもないです。だけどなぁ、中大が28回連続でシード権を守っていたのがこんな形で途絶えてしまうって言うのは何とも言えず切ないもんがありますね。

で、復路予想

  • と言うわけで日体大は復路もあのペースで行けば総合優勝するんじゃないか?って感じのじゃないかと。って言うか予選会から出場したチームが総合優勝を決めるという大コンボが起こったら大変なことになりそう。
  • 東洋・早稲田は優勝した日体大との差が3分前後なので、復路のどこかで挽回すれば総合優勝の可能性があるんじゃなかろうかと。
  • 青学は主将の出岐君が区間エントリーでは補欠扱いになっていたのですが、復路の当日エントリーで登場しそうな気がします。9区とか10区で起用されれば順位を上げることが出来そうな気がする。出岐君なだけに(コラ
  • 駒大はなぁ…相次いでブレーキだったので、これがひびけば優勝どころかシード権確保も厳しいんじゃないかと言う気がしている。復路にも有力な選手が相次いでエントリーされるとは思うんだけどね。
  • で、今回は復路一斉スタートが少ないので見た目の順位と実際の順位がごっちょになることは少ないんじゃないかと言う予感がします。
  • しかし、予報では明日も風が強く冷え込むみたい。まさか復路でも途中棄権が出るんじゃないか…と言う嫌な予感もします。