もっとクールビズ

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110513dde041040032000c.html
もはやすっかり夏の風物詩になった感のあるクールビズではあるが、節電とはいえさすがにやり過ぎだよなぁ…ただし、アロハやかりゆしは正装として適している。そもそも衣服はその土地の歴史・文化・環境に深く根付いているわけで、時に応じて冠婚葬祭といった祭事や喜怒哀楽と言った意思を現すものでもある。考えてみれば、アロハシャツには日本からハワイに移住した人々が手持ちの着物を温暖なハワイでも着れる様にしたと言う歴史がある。学生時代は学生服の詰襟の内側のカラー(白いやつ)は必ずつけろと生徒指導の先生からこっぴどく叱られた人は少なくないはずだ。
衣服は文化であり歴史である。しかしやはり時と場所による。かりゆしはそうだなぁ、沖縄県のニュースで県知事やら市町村長やらお役所の偉い方がかりゆしを着て記者会見に応じる姿を見たり、東京からやって来た政治家がかりゆしを着ているのを見ている。沖縄の人が着ていることにはなんら問題はないが、でも東京からやって来た政治家がかりゆしを着てその土地に住む人々の心に寄り添わんとしている姿にはちょっと違和感を感じる。沖縄のローカルニュースではアナウンサーもかりゆしでニュースを読んだりするのだろうか。見慣れてしまえば問題はないと思うが、やっぱりジーパンにポロシャツで勤務するのはちょっとなぁ…って思った。