都市生活者VS田舎者

【読者に聞く】都営バス・地下鉄の24時間運行は必要? - Japan Real Time - WSJ

実は、この3月で自分の家に一番近かったバス路線が廃止になりました。いつもそこにあったはずのバス停が消えました。
学生時代はまだ車の免許は持っててもマイカーを許されなかったものですからほぼ毎日乗っていた路線だったのですが、モータリゼーションにはかなわず、さらには町からバス会社に交付されていた補助金も打ち切り…まぁやむを得ないと言えばその通りかもしれませんが、大変なのはやっぱり車を持たない/車を持ってたけど運転できない、って言うお年寄りがますます増えるんですよね。病院に行ったりとかお買い物に行ったりとかがますます億劫になってしまうわけで…地方にますます人が集まらなくなってしまうという可能性が出てきてしまうんじゃないか。
でも、都会での生活に疲れて田舎で第二の生活を歩もう、って思っている方もいらっしゃいますが、田舎は田舎で結構大変なんですよ、って事もお伝えしたいわけです。まずは車がないとまともに生活できないし、車と言っても軽自動車でも全然OKなんですが。ご近所とのコミュニティーが都会とは全然違うので、田舎での想定外な人間関係に思い悩むなんて事も無くは無い。田舎ってだいたい、ご近所の若いやつをイビるのが生きがいのババァがいたりするんですよ…理想的な田舎暮らしなんてクソ喰らえですよマジで。
そういった感じで地方の過疎化・高齢化社会が進んでいる一方で、都会では公共交通の24時間化を進めようとしている。これってアレか、都市と地方の格差じゃないか。だいたい、バスの24時間運転は出来なくはない感じがするけれど電車の24時間運転なんて出来るのだろうか?いや、ニューヨークの地下鉄は24時間運転していると言うけれど、ニューヨークと東京は違う。首都圏の交通網と言うのは都営地下鉄だけじゃなくてJRやら私鉄やら東京メトロやらが互いに連動して動いているわけで、どこかでその連動が止まってしまえばどうにもならないんじゃないか。そして、大事なのは車両や路線のメンテナンス関係はどうなるんだろうか?と言った疑問が尽きない。都市がどんどん進化するかたわらで人間がますます疲弊してしまう社会っておかしいなぁ、って感じがしている。