本日の時代の終焉3

「WHAT's IN?」「PATi・PATi」が休刊へ - 音楽ナタリー
うわー、これは本当に時代の終わりを感じちゃうなぁ…昔ものすごくお世話になっていただけに残念ではある。だけど私自身、最近音楽雑誌を買っていないし立ち読みばっかり。ワッツインもロゴが変わって以来ほとんど立ち読みすらしなくなりました。
思い起こせば中学生の時、初めて買った音楽雑誌はパチパチでした。中1の夏にミスチルファンであることを自覚して以降、一時期表紙に毎月Mr.Childrenの文字が躍っていました。インタビューがなくても、ライブレポートとかがあったんだけど、その時毎月その記事を書いていた方こそが森田恭子さんでした。きっと大変だったんだろうな…なんて思い返してみたんですが。
それから10年以上経過して音楽業界と言うのはすっかり激変しました。CDが売れなくなり、その代わり音楽配信が主流になりました。音楽雑誌も90年代後半は雨後のタケノコのごとく多数創刊されていたんだけどいつの間にかなくなっていました。気が付けば、かつて音楽雑誌が多くあった本屋の売り場には、K-POP関連の雑誌とかアイドル関連の雑誌が増えてきて、音楽雑誌があるスペースはますます狭くなってきました。その中でも数少ない勢いがあるのがロキオンとかMUSICAとかSWITCHとか、あとは洋楽雑誌とか…だけど、ふと周りを見渡せば、CDでーたは月2回刊だったのが月刊→隔月刊となり、B-PASSは版型が小さくなり、ソニーマガジンズM-ONと統合したり、「ぴあ」が廃刊になったり、そんでもってふと気が付いたらよく立ち読みしている音楽雑誌のライターの方々ってだいたいロキオンOBの人ばっかりだし。ロキオンOBが悪いわけではありませんが、でも音楽ジャーナリストの主流に立っているのは今はロキオンなのかなぁ、なんてふと思いました。ビジュアルとジャーナリズムの両立、って感じなのでしょうか。
パチパチとワッツインが創刊した80年代後半はバンドブームがあって、その2冊はかなりのミーハー路線の雑誌だったんじゃないかと思います。バンドをアイドルっぽく見せる感じで、ちょうどチェッカーズも全盛期だったしねぇ。で、さらにパチパチは次号予告がない(表紙とかが発売日までわからない)ので、誰が表紙なんだろう!?ってドキドキワクワクしながら本屋に向かったのを、今思い出しました。特に表紙がミスチルだった時は大興奮しました。本屋で興奮度MAXだった経験を3度ぐらいしました。マジのミーハー路線と言ったら、2号連続で表紙がGLAYだった時もありましたし、SMAPが表紙だった時もありました。SPIRAL LIFEが表紙だった時は…あの直後に解散したんだよなぁ…とか。
あの頃、全員サービスでゲットしたテレフォンカードを今もなお手帳に忍ばせています。その手帳が…今手元にない。