箱根駅伝往路を振りかぶって&復路ガチ予想

往路振り返り

やっぱり山の神凄かったわ!2区で早くも東洋大学がトップに立ったので、この状況は5区に入ったらどうなるんだろうか?と言うのを思ったんですが、そんなのは全く関係なかったです。4区でタスキリレーをした時点で2位に1分54秒差をつけていたのがゴールでは2位以下に5分以上の差をつけると言う驚異のレース展開でした。しかも往路記録も5時間24分台と言う驚愕の新記録。今までの往路最高成績が5時間29分台だったわけで、ぶっちぎりにも程があるだろ!と言わんばかりの記録ですね…ひょっとしたらこの記録は10年は破られないんじゃないかと言う大記録なんじゃないかと思います。こうなるといかに山の神が凄かったかと言う事ですが、柏原君(卒業後は富士通に入る予定)以外の選手も素晴らしかった。東洋大学と言えば例年、4区までの選手が遅れてしまっても5区で巻き返すスタイルだったのが、今年はそれとは真逆の形になりました。駅伝は飛びぬけて成績がいい選手がいるだけでは勝てないスポーツである事を改めて実感しました。
それと優勝後のインタビューね。柏原君は福島について訊かれて「僕が辛いのは1時間ちょっとなので、福島の人に比べたら全然きつくなかった」って述べていたのに思わずうるっとしました。

東京農大の5区の選手は、走っている時は「うわぁヤバイなぁ」と思っていながら見ていたんですが、しかも放送時間に間に合わず、結局ゴールしたのはトップと41分差…だったけど、最後まで走りきった姿とずーっと沿道で応援していたっていうのは見ていてうるっとしました。人はトップ争いにも感動するんだけど、ボロボロになってでも完走をしようと言う姿にも感銘を受けるんですよね。で、ニュースを見ていたら午前中に原因不明で吐いてしまい走れる状態ではなかったもののエントリー変更が出来ず強行出場だったと言う事で、ちょっとこれはかわいそうだったなぁと。しかも命の危険に晒されていたわけで、途中棄権という選択肢もあったけど選手自身がそうはさせなかったのかな…

復路予想を箇条書きにて

  • と言う事で。東洋大学と2位の早稲田には5分の差があるわけで、これを果たしてどうやって復路でひっくり返せるのか?って言うところに尽きます。だからまぁ…この5分以上の差を逆転できるか?って言うとよっぽどの事がない限りは難しいんじゃないかと思われます。
  • とは言っても復路有力なのはやっぱり駒澤大学。駒大の復路無双っぷりはもうねぇ…6区に山下りの神の異名を持つ千葉選手がエントリーされてますので、6区で好成績を上げれれば追い上げ可能なんじゃないかと。
  • そして、明治大学はエース・鎧坂君が往路には登場しなかったにも関わらず3位と言う好成績でした。鎧坂くんは不調だと言う情報が入っているのですが、どうなるんだろうか。ひょっとしたら復路起用の可能性がなくはないなぁ、といった感じがしております。
  • しかも、開始10分後の一斉スタートが12校ぐらいになるので、下位争いは相当なダンゴ状態になるんじゃないかと思います。と言う事はアレだ、シード権争いも激戦を強いられるんじゃないかと。
  • それに、とにかく先頭が早すぎたので、状況によっては繰り上げスタートになってしまう学校が複数出てしまうんじゃないかというのもあります。繰り上げスタートも無念ですなぁ。