よく考えたんだけどぶら下がりって…

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111003-OYT1T01193.htm?from=main2
いや、よくよく考えてみるとぶら下がりって取材を受ける側の向き不向きもあるんじゃないかと。そもそも、ぶら下がり取材を始めた小泉さんはしゃべりが上手いうえにメディア戦略をある程度考えていたから、ぶら下がり取材を活用できたんじゃないかと思いますが。ぶら下がり取材の存在感は大きなもので、平日の一定の時間に官邸で話を聞くって言うスタイルなんだけど、そこでの発言一つ一つが大きく取り上げられるわけで一つの質問に対して即座に答えられる対応力等々が小泉さん以降の総理大臣にはあったかどうか?と考えたら、いやそれは違う。だから発言のブレが生じて、そしてその発言の要旨がいろんな方向に解釈されて、したがって総理大臣の任期が縮まる要因にだってなりかねないと考えたら、ぶら下がりはやらない方がいいんじゃないか?っていう結論もあり得るのかなぁ、って感じもするんですけどねぇ。
なので、ぶら下がりを止めたからと言って「首相の発言力が乏しくなるのは避けられそうにない」って書くのはどうかと思う読売新聞。それと、他の各新聞や通信社もぶら下がり取材取り止めに関してはネガティブな論調が多いような気がします。やっぱりアレか、新人〜若手記者の仕事の機会が減るからなのか?なんて単純な事を考えてしまいました。あと、かつてバレンタインデーに、女性記者陣がぶら下がり取材の時に共同でプレゼントを贈るって言うこともありましたが。