続・コミュニティの崩壊

と言う事で、↑のトピックの続きです。
http://www.sanspo.com/geino/news/110914/gnj1109140327000-n2.htm
引退を発表したのは先月でしたが、それ以降は週刊誌とかネットニュースとかに芋づる式にいろんな記事が出てきているわけですよ。私も紳助はあまり好きではないのであぁ、やっぱりそうだったかと言う思いもあるんですが、でも最初は電撃引退と聞いて「なんだどっかの週刊誌がすっぱ抜いたのか?」って思ったんですが、警察の捜査の中で出てきた的な感じでしょうか。

おバカタレントを敢えて使うと言う思惑

そう言えば、紳助司会の番組が増えたのはヘキサゴン以降だったんじゃないかと思います。でも当初は番組のスタイルもずいぶん違ったんだけど、自らがてこ入れを要求したと言う事ですか。へぇー知らなんだ…って言う事はそうか、自分をさらに売り出していく為にもおバカは都合がよかったんじゃないかと。一般人からすればありえないもの凄くトンチンカンな解答をしても明るい性格やキャラクターや笑顔でどうにかなる。その馬鹿な解答であっても突っ込みを入れてヨイショすれば注目度が高まる。突っ込みを入れてる自分、やっぱりおもろいやん?って言うビジョンが明確だったのではないか。それに、番組はちょうどゴールデンタイムに放送しているので不特定多数が見ているのでターゲットを絞らずに面白い!と思われたら勝ちである。そしてタレント側も、ヘキサゴンで人気が出て、そしたら他の番組にも出演できるようになって…って感じで収入が増えるわけですよ。そして自ら作詞して出演者に歌手活動をさせる事によって今度は印税も入ってくる。さらには番組で知り合って結婚までしちゃうし。となるとアレだ、ウィン・ウィンの関係じゃん。
こうなっちゃったらもうほとんどの出演者だけじゃなく放送局ともウィンウィンの関係を構築する事が容易になってくるわけですよ。でなければ、他局でやっている番組に呼ばないし。って言うか、完璧主義者であって少しでも気に障ることがあれば辺り構わず激怒すると言う性分との事ではあるが視聴率が取れるから文句を言うわけにはいかないって事で言いなりになるしかないのかなぁ、って感じもするんだけどね。

おバカに自我はいらないのかも

で、打ち切りになった以降、おバカタレントの皆さんはどうなるのか。結婚する人もいるぐらいだから(コラ)、ある種のコミュニティと言ってもいいんじゃないか。だけど、打ち切りによってそのコミュニティは崩壊してしまう。そして、おバカブームの終了と共に今まで培ってきたものを失ってしまうわけで。番組を通じていろいろな経験をしてある程度知名度が上がったとは言え、これまでのようなほのぼのとした関係は終わることは確実。なので、タレントによっては何年か経って、この番組に出ていた歴史を封印してしまいたいって思ったりするんじゃないかな?って感じもするんだけどどうなんだろう…いや、天然キャラばっかりだからそういう事は関係ないかもしれない。だけど、後ろ楯を無くしたことで相当なサバイバルになるんだろうなぁ…って感じもするんだけどね。

で、ここ3週間のあいだ、いろんな記事を見たり立ち読みしたりしている中で、やっぱり芸能界と暴力団の結びつきって言うのは凄いな…しかも、ここの結びつきはとにかく戦後から脈々と続いてたという事実を改めて実感いたしました。芸能界はそれを断ち切れなかったって事ですが、ヤクザとの結びつきって言うのはね…昭和の頃からのワイドショー通だった母ちゃんからいろんな話を聞いたけどかなり凄いのでここで書くのは控えさせていただきます。