くまもとサプライゼス

熊本のニュース | ニュース | 熊本日日新聞社
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そう、先週末は熊本でライブだったんですよ。熊本では初ライブだったそうですが「えっそうなの?」と思ったので調べたらどうやら本当に熊本初上陸だったようです。あと、会場のKK WINGってロアッソ熊本のメインスタジアムなんだけどそこでコンサートを行うと言うのも初だったそうで。でもってスタジアム自体、市街地から結構離れてる場所にあるのでケータイの電波が通じづらいとか、周辺のシャトルバスがえらい混雑したと聞きましてね…こういう野外の大規模スタジアムでコンサートって地域経済への波及効果が凄まじいんだろうなぁ…会場周辺のチケット収入だけじゃなくて、会場周辺への観光効果も絶大なんですよマジで。Jリーグの試合でもそう簡単に埋まらないスタジアムでもコンサートでは確実に埋まるわけですよ。小瀬は凄いですよ…

で、エコレゾウェブでコバタケ氏が、地元のニュースでは経済効果について言われていて実際に関係者の方からもそう言われたけど別に経済効果は狙ってないと言うことを述べているんですけど。これを読んでいて、音楽とビジネスを一緒に捉えられるということにある種の拒否感を持ってるんじゃないかな?って感じがしました。これって人気があって何やっても儲かるが故の贅沢な悩みかもしれないですが、一方で「これも時代なんだな」と言って諦めてるのかなぁ、って言う気がしないでもないですし。

それで、先日「GQ」を立ち読みしていたら(表紙はYMO)、U2のワールドツアーについての記事がありまして。U2は一昨年あたり世界で最も稼いだミュージシャンになったんですが、その時のワールドツアーです。ステージは360度見回せるセンターステージって感じのステージで映像・音響共に最高水準の内容でもあるんだけど、チケットの購入方法ではコアなファンに向けての販売方法が特徴的だという感じの内容でした。ライブはもちろん素晴らしいライブであると思うんだけど、それだけじゃなく確実にコアなファンを囲い込むようにしてるんだなぁ…これも音楽マーケティングの方法論なんだろうなぁ、なんて思ったりしました。それと、JAY-Zカニエ・ウェストと言うアメリカで最も稼いでるラッパーが組んでアルバムを発表するんですが金に物を言わせて凄いプロモーションをしたって言うニュースもありますし。まぁ、音楽とビジネスの関わりって言うのは日本と欧米じゃずいぶん違うんですが。

ここ数年は特にライブ活動を軸にしてるのかなぁ、と思ったりします。とにかくCDが売れないんだけど、ライブへの需要は尽きないわけでそこでがっつり稼げるわけですし、それに生で演奏する事もそれを聴く事も悦びであるわけで。単純に稼げるからライブに主軸を置いているとは限らないですが、一定のヒット曲を持っていれば何年も新作を出さなくてもツアーに回っていればいいって言う状況にあるんじゃないかなぁなんて感じもするんですよね。だけど、それがファンにとっていいとは思えないんですよ!…とか言っておきながら今週末は日産スタジアム2DAYSなのです。