日焼けとトラウマとカーマインローション

あれは中2の夏だった。恒例となっていた伊豆半島への旅行で、その時に人生で初めての海水浴をした。午前中からずーっと海に入っていて、お昼をはさんで午後もずーっと海にいたんだけど、日焼け止めを塗っていなかった。一緒に海に入っていた父はしっかりと日焼け止めを塗っていたと言うのに。海から上がった後の夕方から日焼けした全身の肌が猛烈に痛くなった。食事も取れずひたすらヒィヒィ言っていた私を見て、母は温泉街でひたすら日焼けに効くカーマインローションというものを探していたが、温泉街には売店はなく、なんとか冷却スプレーみたいなのを入手した。冷却スプレーをプシューと吹いても落ち着くのは僅かな時間で、あとは再びヒリヒリとした痛みが続き、再びスプレーをして…のループが続き、その日の夜はほとんど眠れなかったのです。それ以来、私は海水浴という行為は一切行っていない。むしろ若干のトラウマが未だに残っているのかもしれない。

歳を重ねるにしたがって、紫外線に対して敏感になっている。だけど、学生のうちから日焼け止めを塗るように意識はしていた。特に私は生まれついてのもち肌で、外出して誰からも「色白でいいですねぇ〜」としか言われた事がない。自分でも驚くぐらい白い。デパートの化粧品売り場でも、色白とは言われないものの「お肌の色が明るいですね」とは言われる。「そんなに白いと悩みもないよねぇ」って言われるけどさぁ、色白は色白なりに大変なのよ…毛穴が目立っちゃってねぇ…それに、色白だと日焼けしても小麦色の肌になりにくく、赤くなってもじきに白く戻る。20代前半頃までは日焼け止め以外にはさして美白などの意識は少なかった。しかし、20代半ばで車を運転するようになってからは、特に夏の朝はUV加工をしてあるワイシャツを着ているからと言ってもうっかり日焼け止めを塗るのを忘れて車を運転してしまった日の翌朝、もう両腕がヒリヒリしてきた事に気付いた。「あぁ、これがお肌の曲がり角というものか!」衝撃を覚えたのは言うまでもない。

そして今、日焼け止めはSPF50のPA+++を使用。昨シーズンからは運転時の日焼け対策にアームカバーを着けて運転するようになった。万が一日焼けしてしまいお肌がジリジリ痛い時はアベンヌウォーターとかマキロンを使っているんだけど、遂にカーマインローションに手を出してしまいました。

http://www.cosme.net/product/product_id/269647/reviews
パッケージングが昭和の佇まい。資生堂なのにパッケージが昭和の匂いプンプン。レトロな佇まいを見せて過去から続く定番アイテムとして存在しており、「歳はとってるけどいい仕事しまっせ」的な雰囲気でもある。しかもお値段は300円以内と言う安さ。ローションには粉が沈殿しているので振ってから使用しなきゃならない。それはそれでいいんだけど、はじめて使ってみたらやっぱり匂いが粉っぽいなぁ…って感じはしたんだけど。でも、昨日までの日焼けのヒリヒリ感がおさまった。でもって、今はじめて@Cosmeのレビューを見たんだけど意外に高評価なのにびっくり。昔からずっとあったものだからこその定番と言う事か。母にカーマインローションを買ったと話をしたら、「それ冷蔵庫に入れて冷やすといいよ」とのことでもう冷蔵庫に入れてます。あと、コットンを使ったほうがいいと言う事ですね。