節電の夏が来る

梅雨入りが早かったので、「今年は長梅雨の冷夏であったらいいのになぁ」ってぬるい期待を寄せていたんですが、そういうわけにはいかなかった…(; ´Д`)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011063000821

 東日本大震災の影響による夏の電力供給不足が懸念されるため、政府は1日、東京電力東北電力の管内で、大口電力ユーザーに15%の節電を義務付ける「使用制限」を発動する。電気事業法に基づく措置で、第1次石油ショックを受けて発動した1974年以来37年ぶり。中小企業や一般家庭にも15%の節電を呼び掛け、大規模停電を回避する。
 使用制限の対象は大規模工場やオフィスビルなど大口ユーザー約1万8500件。制限は平日の午前9時〜午後8時。期限は東電が9月22日まで、東北電が同9日まで。故意に違反すれば100万円以下の罰金が科される。震災の避難所などを除外するほか、病院や鉄道などは節電義務を10%以下に緩和する。
 工場は夜間操業や輪番休業、オフィスはエアコンの温度を高めに設定するといった対応が進められている。
 政府は、電力の供給余力が3%を割り込む見通しとなった場合は「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を発令。さらに、電力不足が避けられないと判断すれば、地域ごとに電力の供給を一時ストップする「計画停電」を実施する。

遂に節電の夏がやって来る。しかも、東電管内は9月22日までって言ったら、秋分の日ぐらいまでやるんですか。確かに今年は電力不足であって大都市で停電なんて事態になったら都市機能が麻痺してしまう恐れがある。この夏は例えば大企業ではサマータイムを導入したり、工場では平日を休みにして土日に操業したり、照明をLEDに変更したり、スーパークールビズを導入したり、そして鉄道ダイヤもサマータイム等に合わせてダイヤを変更したり…この凄まじい企業努力が報われたらいいのですが。あと、今日銀行に行ったら男性職員の方もノーネクタイでした。大企業での企業努力も大事だけど、中小企業や一般家庭にもしわ寄せが来るようではいけない。大企業の工場の下請け孫請けで成り立っている中小企業も大変なことになってるんじゃないか…って思うんですけど。
こんな状況でも暑い時は暑いって事になるんじゃないか。だけどなぁ…電力需給逼迫警報の発令と計画停電をチラつかせて節電を強制させるって言うのはどうなんだろう、って思う。ここまでやらないとならない、と言う一方で何か恐ろしいものを見てしまっている気もしないでもない。まぁ、この夏は今まで電気に頼っていたのか?と言う生活を見直す機会ではあるんだけど、猛暑続きで我慢が出来るかわからないですよね…行き過ぎた節電をしてしまうと、熱中症にかかってしまう可能性だってあるんだし。だから、どこかで糸のようなものがプツっと切れてしまったらとんでもない事態になりそうな嫌な予感もします。

そんな中、私がこの夏の企業対応で一番ビックリしたのはですね、三越伊勢丹が8月に23区の3店舗(日本橋三越本店銀座三越新宿伊勢丹)で定休日を導入する事なのですが。しかも、新宿伊勢丹はお盆以外の毎週火曜日が休み。新宿に買い物に行く機会がある場合はそれを頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれないですね。