反原発はファッションではない

誰だ、原発は安全だと言っていたのは。

原発は安全であるわけがないとずっと思ってました。チェルノブイリが発生したのはまだ4歳ぐらいだったのですが、それでもその後のニュースで子供たちにがんが発生したと言ったニュースを見ていたので原発に対してはいい印象は持っていません。それなのに地震発生前までは原発推進的なテレビCMが流れていたり、近年の教科書に原発は安全と言う旨が書かれていたり(これは最近知ったのですが)といった事を知ってなんだかなぁと感じてはいましたが、地震が発生して福島第一原発の事故が発生して様々な影響を受けている中で「なんで原発は安全って言う事を打ち出すのかねぇ」っていう、怒りにも似た疑問を日々感じておりました。

そんな中でついったーやらブログやらを見ていたんですが、知識層の方々や有名人著名人の方々が声高に反原発/脱原発を主張しているのを見ていて、若干イラっとするところがあって。
誤解を恐れずに言うと、反原発というのがファッションのようにクリエイティブかつオシャレに見えてしまうのではないか、と考えるわけです。

もちろん影響力のある人こそ行動を起こすべきであるのですが、その行動を見た人や、影響を受けた人々は見聞きしただけでただ「やっぱり原発よくない!」っていう勢いだけに終わってしまうんじゃないかという事も思います。勢いだけに終わってしまうって言うのは当然良くないので、この流れは止まらずにあって欲しいですが…先日、高円寺で反原発を訴える1万人規模のデモが行われて私もその様子をUstreamで見ていましたが、デモに参加していた人も皆原発について考えを改めるきっかけにはなったけれど、それだけではどうにもならないなぁと言う事も感じました。

それこそ何十年も前から反原発を訴え続けていた方はたくさんいらっしゃいますが、震災が発生して福島第一原発の事故が起こる前まで俺たちいっぱい電気使ってたけど、震災前までは反原発とか脱原発って意識あったのか?とも言ってみたい。震災前まで原発云々について意識していたのかどうかを疑問に感じる人が、震災以降に反原発関係のツイートに対してリプライとかリツイートしまくっているのを見ててなんだかもう見苦しいなぁもう、って感じで実際に何人かフォロー外しました。まぁフォローするしないは個人の自由だもんね。

それともう一つ思ったのは、著名な方ほど反原発に対して敏感になって知識で武装してるようにも見える。まぁ、ニュースで伝えられている事が正しいとは言えないから自分で調べるしかない、って考えるのは誰だってそうです。クリエイティブな立場にいると一般人よりも敏感で研ぎ澄ました感覚で物事を見るのが仕事になると思うんですが、そうなると物事を見ている目線が一般人と同じなのかな?っていう疑問が沸いてくる。たぶん先導に立っていろいろやらなきゃって考えてるんでしょうが、先導というよりも扇動とも言える。
そんな言動や行動を見ててやっぱりイラっとするんですよね…結局自分のためにやってるんじゃないかなぁ、って思う。自分が一番かわいい?ほら当たってるでしょ?ってね。