札幌→長野→金沢→盛岡…

…盛岡も公演見送りとの発表が出ましたね。
やっぱり会場の損傷が大きかったのでしょう…復興にも相当な時間を要するんじゃないかと思います。これで予定されていた東北2公演が公演見送りという形になったんですが、うーん。
だけど、今週末の札幌→長野→金沢の公演は予定通り開催されるとの事でそれはホッとしています。地震発生以降は自粛ムード一色になっているけれど、それぞれが出来ることを精一杯行うことも大事であって。ツアーを続けると言う決断はきっと難しかったんじゃないかな…もともとライブを楽しみにしていた人のためにもライブを続けたい、だけど特に東北ではライブに行きたかったけど、被災してしまってそれどころじゃない人もいれば地震津波で命を失ってしまった人も多いのではないか…そんな状況でライブを続けるのもどうか、って言う葛藤があったんじゃないか。いや、だけど…やっぱりミュージシャンなんだから音楽を精一杯やりたいって言う意思があるからツアー続行の意向を示したと私は思ったのですが。

「自分には歌う事しかできない、って言うのは戯言だ」みたいな発言をした人もいますが、どう考えたってミュージシャンが音楽をやる事が仕事であり、それをずっと続けてきたのだから「自分には音楽しかないから」って思うのは当然の流れだと思う。それが芸人だったら人を喜ばせる事であったりするし、普通の人は限られた環境の中でも生活をすることだったりする。
でも被災地の人のことを忘れてはいけないんですよ。

そして、自粛ばかりになってしまうと今後いつ自粛明けることができるかわからない。このまま悲しみが世間を包んでいるような世間だと、この国の行く末を案じなければならない。例えば、自粛一色になってしまうと経済が停滞してしまう。地震が発生した後に株価が急に円高になった時に「これが資本主義の現実か…」と切なくなってしまいました。資本主義とは本当に酷な世界だなぁ…なんて。それと、買いだめは確かにやっちゃいけないんだけど、被災地に対してプラスになる事も重要なわけです。東京にある被災地(福島・宮城・岩手)のアンテナショップが繁盛していると言うニュースを見てホッとしました。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032700018