Split the Differnceを振りかぶって

daymixture022010-09-18

公開期間が終わっちゃったねぇ…結局私は、15日に再度新宿に行って2度目を見ました。でも2回観てよかった。2回観ないとわかんないところがいっぱいあって、自分の中で納得がいきました。やっぱりこれは…ミスチルファンであり続けるための踏み絵なんだなぁって思った。
そうだなぁ、桜井さんはやっぱりアレだなぁ、両極端というか相反するアクションを取って双方のバランスを取る人なんだなぁ…ってつくづく思いました。『SUPERMARKET FANTASY』と言う傑作を発表して、その後は1年かけて大規模なツアーを2本回ったわけですがその時は外側へ向けたエンターテイメントを極めたライブだったんですよ。あと、シングルもタイアップが多かった。あれだけの傑作を出してたくさんのライブをこなしてっていうと燃え尽き症候群的なもんになってしばらく活動しないんじゃないかって思ったんですけど今度はそうじゃなかった。映画と言うのは映画館に行かないと見れないし、今回は会場も上映期間も限られていたわけで。しかしその条件が逆に良かった。あらゆる点で『SUPERMARKET FANTASY』と相反するものがこの映画だったんじゃないかと俺は思うんですが。
そして、ご存知の方も多いかと思いますがミスチル音楽配信に対してネガティブな箇所があります。音楽配信は携帯電話からでもDL出来るわけですが、CDはレコード屋に行って買いに行くものだし、ジャケットとかパッケージも含めて作品であると言えます。だけど音楽配信だと一曲から聴けるし、その一曲しか若いリスナーは興味を示さない。「レコード屋に行って買いにいく」と言う行為と「映画館まで行って映画を見に行く」っていう行為は似ているなぁ、って感じたんです。アルバムを完成させるというゴールがあってそこに向かって計画を練って行動していくのがミュージシャンのアイデンティティという所があるんですがこれが配信だったらアルバムという長編作を作り上げても、シングル曲しか興味を示さないリスナーの方が多い。レコードに固執するなんて古い考え方だなぁって思った人もいるかと存じますが、そんな現在の音楽シーンの現状に対しても疑問を投げかけてるような感じがしております。
そして今は公開期間終了→ネタバレ解禁と同時についったーに大量のネタバレツイートが出てるんですけど(笑)以下箇条書きで。

  • 真っ暗な中から音楽が聴こえてそこからスタートするって感じ。
  • 最初はレコーディング→そしてライブ→再度レコーディングに戻るって感じでしょうかねぇ。
  • 演奏していた楽曲はほとんどが好きな曲です。「Another Mind」とか「Surrender」とか「SUNRISE」とか…「SUNRISE」はHOMEツアーの時は演奏してなくて残念すぎたんです。「HOME」の中では一番好きな曲なのにー
  • 「ファスナー」でスガシカオが歌詞を間違える。
  • 「虜」ではSalyuたんと競演していたんだけど、Salyuたんの歌唱力は鉄板。
  • ニシエヒガシエ」のアレンジは凄すぎる。あのアレンジでラッキーラクーンに臨んだのかー…でも、あの超アレンジでもそれでも振り振りするファンはある意味すごいと思ったんですが。
  • ジェンさんはスタジオの時は裸足でバスドラ等を叩いていた。
  • ジェンさん、カメラに向かって白目を剥き大画面にそのドアップが映る。
  • ジェンさん、桜井さんのすばっしっこい動きを真似して客の笑いを誘う。
  • 桜井さんのブラックスーツに水色のシャツでネクタイって言う衣装がカッコ良すぎる。たまらん。あれでもう四十(しじゅう)だとは思えん。
  • でもジェンさんがメガネをかけて髪の毛を後ろで束ねてる時の顔がオッサンすぎて泣ける。誰かに似てるよなぁ…誰だろう………
  • 気になる新曲は一回目に見たときはよくわからんかったが2回目に観た時に覚えました(コラ)。
  • 「TIME AFTER TIME」のカバーをCD化してほしい。いや、公開された全楽曲CD化して欲しいです。
  • って言うかDVD化するんだったら未公開映像をどかーんと収録してほしいなぁ。勿体無いんだよマジで。