テレビの前でモノが買える時代

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090203-00000469-reu-bus_all
百貨店はもう終わりだ!*1なんて声が聞こえてくるよマジで…先週は丸井今井民事再生法、年末年始のデパート商戦は予想を超える大苦戦、そもそもここ10年は百貨店の市場規模は減少し続けている、しかも昨年遂に売上高でコンビニに抜かれたって、デパートはもうボロボロじゃないですか。特に北海道もここ数年はちょっとは調子が上向いてきたかな?って思ったら丸井今井民事再生法、他にも札幌と旭川の西武が閉店、ロビンソンも撤退、その他モロモロでかわいそ過ぎる…
そうだよなぁ…百貨店不振の原因には特にショッピングセンターの進出や専門店や安売りが取り上げられてるけど、ネットショッピングとかテレビの通販専門チャンネルも相当百貨店不振に貢献してますよ(コラ)。
うちのママンも某シ○○○チャンネル中毒ですけど、足腰の弱まった中高年がテレビの前で電話をかければすぐに注文が出来て、家に届くから電車乗り継いで都会にあるお店に行く必要もなし。しかも商品は百貨店並み、いやそれ以上のクオリティだったりする。実際、以前クロコ型押しの財布が出たんだけど、その財布は通販専門チャンネル限定の特別仕様だった。同じメーカーの財布は三越でも売られてたようですが、三越で売っていたそれと通販専門チャンネルで売っていたそれは同じ商品でもクオリティが違ったって言うかむしろ通販専門チャンネルの方がクオリティが高かったのです。若干カラー構成や作りが違う。テレビショッピングで販売するのは1日限定の特価で、商品の売れ行きもリアルタイムにわかるし、そこで「他とは違うプレミアム感」を強烈に押す事が出来る。テレビショッピングと百貨店では出店にかかる中間マージンも違うんじゃなかろうか。たぶんメーカー側からすれば、大量生産でコストを抑えて安売り出来れば、百貨店の看板がついてもつかなくても一緒って言う感じがするのかなぁ…って感じするんだけど。
で、今のそごう心斎橋本店が出来る前の旧そごう大阪店は大正時代の建築で村野藤吾作の日本モダニズム建築の代表作と言われた建物でした。そして、隣の大丸心斎橋店もW.M.ヴォーリズ建築の日本モダニズム建築の傑作。デパートって言うのは建物も含めて高級感なんだよなぁ、たぶんなぁ…

*1:真心ブラザーズ「人間はもう終わりだ!」風に読んでください