時代の終焉を見た

http://allatanys.jp/B002/20081104THK00076.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081104-OYT1T00248.htm
ちょうど、小室ファミリーの全盛期と呼ばれた時代に小学校高学年〜中学〜高校生でリアルタイムに聞いていたので、逮捕と言うニュースは軽く衝撃的でした。そういえば、中学・高校の同級生で小室さんの影響を受けて音楽への道を志していた人がいるんですマジで。TMNの影響で音楽に目覚め、小室の影響でギターとかキーボードを持ち、小室の影響でシンセサイザーを使い、小室の影響でミュージシャンを志し、小室の影響でトランスを覚えて……って感じの人がいたんですが、でも高校の卒業式にいなかったんだよ。卒業アルバムには載ってるんだけどな。日にち遅れて卒業したのか、はたまたダブったのか…どっちなんだろう。それ以来の情報が無いのですが。だから、小室さん逮捕を受けて、真っ先にその同級生の顔を思い出しました。
あの12年ぐらい前の小室ファミリー全盛期に、確かに小室さんは相当先鋭的な事をやっていたんだと思います。パチパチに載ってたんだけどさ、まだインターネットが出始めたばっかりの95年には自分のホームページを作っていたし、確かにあの頃は時代の波をつかんでいたんだと思う。金もあればそりゃぁ何でも出来たよなぁ。あと、海外進出。他のビジネスにも手を出したって言うのはよくなかったんだなぁ、って感じなのか、いや、あの人って確か頼まれると断れない性格とか言ってたような気がしたなぁ…そんな性格も災いしたのか、お金を持つとその後が大変なんだろうなぁ。お金の使い方やビジネスに手を突っ込むようになったらアウトなのかな、って思わずにはいられない。振り返ってみると、普通に音楽を続けていればねぇ…って感じがします。
それで、小室さんはサァァァーーーーッと波がひいた様に落ちて行きましたよね。波がひいても取り戻せなかったというか、何度か起死回生を狙ったんでしょうが取り戻せなかった。ちょうどその波がひいた頃が1999年から2000年ぐらいでしたでしょうか。そこらへんから音楽シーンが大きく変動して行ったんですよね。詳しい話は言っちゃマズイって感じがしたのでこれ以上は書くのを差し控えておきますが、たぶんその大きな変化を掴めなかったって事でしょう。長い間人気を保つって言う事は大変なんだなぁ、って言うのを実感しました。
いやー、リアルタイムに聞いてたせいかいろいろ語ったら止まらないんだよねぇ。でも、小室ファミリーのCDは持ってないけどな(えーっ!)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000552-san-soci
あと、今回詐欺で訴えた人の告訴文全文を見たんですが、最後の「DepartureからArrivalへ」というメッセージはすげぇ文章力だ、と感心してしまいました。いろいろと考えて和解方向に向けようと思っていても、何もなかった。努力してても相手の対応を見ていると、そんな素振りを見て取れなかったからいよいよ告訴に踏み切った…相当考えたんだろうなぁ。だけどもうこれ以上の手段は無かったのか、「終わりは始まり」って言う歌詞の入った曲はよくあるんだけど、そうはいかなかったのかね…って感じする。