ふふちゃんミュージックアワード2007

早速発表します。長いんで畳みますけど、いいかな?いいともー♪

最優秀ミュージックビデオ賞

少年ヤング

少年ヤング

 うーん、今年のミュージックビデオはパッとしてさえないよなぁ、なんつーか…って思っていたら最後のこの時期になって「これだー!」って思ったビデオがこれでした。
何が凄いって、なんで80年代初期のアイドル系ファッションの女の子が次から次へと登場してくるんですが、それがわからん。わからんけど凄い。その80年代初期のアイドル女子がバストアップのワンカットで次から次へと出てくるんです。その一方ではビデオの冒頭から、女の子が曇りガラスに指で書いた言葉は「死ね」ってあたりがまた電気らしいなぁ〜と唸ってしまいました。ビデオは全体的にファッションとかヘアスタイルも徹底的に80年代初期で、聖子ちゃんカットはもちろん、細かすぎて伝わらないものまね選手権に出てきたようなBaBeのモノマネ風なダンスとかブレイクダンス(エグザイルがやってるあれね)とかやってて、これがもうヤバい。後半では蛍光色のレオタード姿でロボットダンスしてたり、さらには懐かしいツッパリヤンキーも登場するし、でも最後は80年代初期のアイドルのカット。これは、年齢層が高めの人はもの凄くつぼにハマりまくるビデオだと思います。オススメ。

最優秀楽曲賞

フェイク

フェイク

 清水寺で発表された今年の漢字は「偽」でした。食品偽装、生産地偽装、ニセ遊園地、消えた年金問題、郵政民営化ヴァンフォーレ甲府がJ2降格…………他にもいろいろと今まで信じていたものがあっという間に信用できなくなってきたって言う事が多かった1年だったなぁ、と感じずにはいられません。そんな2007年の初頭にリリースされたこの曲は、こんな1年になる事を予見していたのではないかと思わざるをえません。いや、偶然だとは思うけどさ…
 シングル自体は生産枚数限定シングルでしたが、凄いです。凄い凄い凄すぎる。こんなミスチルを聴いたのは久しぶりって言うぐらい凄い。このシングルには、ポップで明るいところで優しいと言う要素だけじゃなく暗くて激しく、ドロっとしていて辛辣かつ猥雑なメッセージが重なってくる、ミスチルが持つもう一つの一面を垣間見る事が出来ます。イントロが四つ打ちの打ち込みリズムから入ったと思ったら、閉塞感を伴ったギターのリフ、と思っていたらサビで豪快にリズム隊…そんな強烈で殺傷力ありすぎのサウンドでボーカルが抑え目に聴こえてくるぐらい凄い。シングルで言うと「ニシエヒガシエ」とか「光の射す方へ」に近いですが、これらの楽曲をはるかに越えた(と思っています)爆発力を持った曲だと思っています。そう、ミスチルの持つこう激しくてダークな部分も好きなのです。

最優秀新人賞

Life in Cartoon Motion

Life in Cartoon Motion

実はクラクソンズ*1と迷いましたが、買ったのはこっちなので。でもねぇ〜、今年はそんなに一聴き惚れ!する楽曲が思いつかなかったって言うのはあります。

最優秀アルバム賞

1.Mr.Children「HOME」

HOME(通常盤)

HOME(通常盤)

いやぁ、だってもう、今年はねぇ…これしかないですよ…正月早々にニューアルバムのリリースとツアーが決定、そしてアルバムリリースしてツアーでさらにスタジアムツアーもありB-SIDEもあり、ap bank fesは1日しか出来なかったけど、そして締めは旅立ちの唄でしょ…いやぁ、もうこれしかないですよマジで…って感じでした。他に言う事ないです。
2.Amy Winehouse「Back to Black」
Back to Black

Back to Black

最優秀新人賞がいいかなぁ、と思っていたですがでもこの人これで日本デビューなんだよなぁ確か…って事でこっちにしました。この姉ちゃん(年下だけど)はヤバいです。何がヤバいって、その生き様が危険すぎる。まず、アイメイクが凄い。体中にタトゥー入れまくり、ピアスも入れてるし、髪の毛も盛り上がりっぷりも凄い。それでもってダンナが過激なまでにダメ男、自身もアルコールだ薬物だなんだの中毒症状だったりする。その一方でドスの効いた歌声でサウンドソウルミュージックの風格を見せるイカス内容。それでもってこの「Rehab」って曲は『リハビリ施設に行くもんか』っていう歌でしょ?それが大ヒットするし、グラミー賞では6部門にノミネートされるし、女版エミネムって出てたけど、どっちかっつーと女版ピート・ドハーティじゃないのか?って思うのは私だけじゃないと信じています。
3.チャットモンチー「生命力」
生命力

生命力

去年Mステで「シャングリラ」を歌ってるのを見て思わずかわいい!と思ってしまったのです。アルバムはほとんど衝動買いみたいなノリで買ったですが、でも好きです。かわいいが力強いイメージもあります。
4.YUKI「Single Collection"five-star"」
Single Collection”five-star”

Single Collection”five-star”

今年もベスト盤がいろいろ出まくっていた1年でしたが、私が欲しいと思ったのはこの1枚でした。いい曲多いのなぁ。後半の「JOY」あたりから始まる蔦谷好位置ナイスポジションさんとの楽曲が良くて、きっとこの人との相性は抜群なんじゃないかしらねぇーって思いました。
5.Salyu「TERMINAL」
TERMINAL

TERMINAL

このアルバムはリリィ・シュシュ時代から続いたコバタケ社長との作品作りの頂点に達したって感じもあったんでしょうか。この後に出たシングルはその社長の手を離れてと言う事になったのですが、シングルも凄くいいのですよ。でもこのアルバムで「to U」を歌ってくれたのが良かった。