フジファブリック「銀河」

銀河
「桜の季節」→「陽炎」→「赤黄色の金木犀」と続いた四季シングルのラストを飾る曲ですが………………こ、これはヤバイ!なんなんだ、このギターのリフは!なんなんだ、この独特な歌詞は!これまでの四季シングルの流れとはまたずいぶん違う、しかもアルバム後のシングルだし。アルバム後のシングルにこれを持ってくるというのはこれはかなりツワモノではないでしょうか。
サウンドはまず、ファーストインプレッションで思ったのは80年代のテクノ歌謡曲的な雰囲気を思いついたんですが、それは私だけでしょうか。そう感じさせたのはイントロのギターのリフなんですが、このギターが最初から最後まで強烈に残ります。そして、歌詞は普通なようで普通じゃない、どこかひねくれた感じの言葉遣い。特に、ユーエフオーの軌道に乗って〜♪ってあたりとかタッタッタラッタラッタラッタ〜でしょう。ユーエフオーって響きが面白いじゃないですか。駆け出した足音の雰囲気を歌詞にするって言うのはちょっと巧いなぁ、と。耳に残るギターの響きと、タッタッタラッタ〜って歌詞が合わさってなんか、この曲の持つ雰囲気が成り立ってるんだなぁ、と痛烈なまでにそんな感想を覚えます。志村正彦From富士吉田、あなどれません。