勝手にSTANDARD VOL.10〜クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」

タイガー&ドラゴン
たぶん2ヶ月ぶりくらいです。今回これを取り上げるのは他でもない、こないだ「タイガー&ドラゴン」を見た影響アリアリです。しかし、ドラマの最後にこの歌が流れてきて「あ、やっぱりこれいいなぁ」と思った次第であります。あと、こないだズームイン!で剣さんが横浜の県立高校の校歌を作曲したって話もあったからね…だから、構想を練るはいいが、いい加減やっとかんとマズイよなぁって感じで。
この歌を聴いてて思うのは、R&Bと演歌は時に表裏一体になるんだな、っつーのを感じさせます。そして、横山剣さんは声がズルイ。コブシ効かせまくりの唱法でポップからソウルまで歌いまくるんですよ。イイネ!イイネ!イィーネッ!…この一言しかありません。ってかクレイジーケンバンドって「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」とか「GT」みたいな昼のポップソングからこの曲とか「肉体関係」などの夜のムードたっぷり曲までこなす幅が広いな…と思うわけです。これは剣さんの音楽性がそうさせるんでしょう。ってかシングルのジャケット自体かなり夜の雰囲気っつーかエロの匂い漂いまくってる素晴らしいジャケだもんなぁ。拡大して見ようか
そんな感じで、ロックもロールも噛み分けた熟練のバンドサウンドと剣さんのコブシと和田アキ子を意識しまくったソウルフルな唄、が一体になるとここまで凄いか、って感じ。やっぱり歌唱法に注目するんですが、特に♪ハァんの頃みたいにィ〜♪とか♪ィヨコスカの海のォ〜♪と言った発音あたりはかなり凄い。普通に「ヨコスカ」じゃなくて「ィヨコスカ」と発音するとこに一つこだわりを見ますが。そして私が最も好きなのがサビの♪俺の話を聞けぇぇぇぇぇ〜〜〜♪は、恍惚の歌い方で私もカラオケで恍惚の表情で歌いそうです。って言うかこの歌を和田アキ子が歌ってるのを聴いてみたい。相当ドスの効いた♪俺の話を聞けェェェェェ〜♪が聴けるんじゃないか…と思うんですが。