勝手にSTANDARD VOL.8-「Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album」

Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album
今日はカバーアルバム特集です。2002年に出たユーミンのカバーアルバムです。ユーミンはもう30年以上のキャリアがありますから。何十枚もアルバムがありますから。時代ごとにいろんな曲があり、かなり豪華なメンツがカバー曲をやっておるわけです。このカバーアルバムでは、荒井由実時代の曲が全体の半分だったりします。ユーミンのカバーアルバムってこれだけじゃなくて以前にも出てた(ASIN:B00002ZZXV)んですが、前に出たやつはあんま聞いた記憶が無いなぁ。井上陽水さんとか大貫妙子さんと言ったほぼ同期ぐらいの方から、若手までと…参加しているミュージシャンのクオリティはこっちの方が高いような気がします。このカバーアルバムが出て2年が経ったわけですが、ユーミン井上陽水さんのトリビュートに参加してたり、Port Of Notesのアルバムにユーミンが参加したり、今度出た新作に田島貴男さんが参加したり、このアルバムから何か新しいつながりが生まれたんじゃないかと思います。
で、このカバーアルバムの中で特に私のお気に入りなのはスピッツaikoクレイジーケンバンド椎名林檎あたりです。あと、小野リサさんも良いですね。ボサノバですね。
クレイジーケンバンドの「COBALT HOUR」ではプロモーションビデオも作ってて、それにはユーミンも出てたりしてて、横山剣さんとツーショットでおなじみのポーズをとってたりするんです。そして剣さんの歌が良いです。こぶし利いてる!イイネッ!って感じで、またサウンドもオシャレでキラキラしてるイメージがたまりません。
あと、「椎名林檎はカバー好きなんだろうなぁ…」って思うんですよ。カバーアルバム作ってるし、スピッツのカバーアルバムにも参加してるし、東京事変でもシングルのカップリングに必ずカバー入れてるし…しかもその選曲のセンスがなんかシブい。ジャンルは問わずで、古い歌謡曲とか海外のジャズとかシャンソンとかクラシックとかもカバーしてるし。ここでカバーしてる「翳りゆく部屋」は荒井由実時代の曲だったりします。原曲を聴いた事が無いんですが(コラ)、椎名林檎はモノにしてる感じがします。歌声がそんな風に思えるんです。そして、歪みの入ったエレキギターね。ユーミンってピアノのシンガーソングライターって印象があるんで。