勝手にSTANDARD VOL.6-東京スカパラダイスオーケストラ「美しく燃える森」

美しく燃える森
ただでさえアンチavexなワタクシですが、シングル買ってます。2002年にリリースされた曲で、この年にavexCCCDを導入したのですが、このシングル盤は本格的に導入される前の2002年2月に出たので、CCCDじゃないのだ!よって、普通のCDなのだ!ニャハハハハハ!!どうだまいったか!!!ニャハハハハハハ!!!シングル買っておいてよかったかも…
2001年後半から相次いでリリースされたスカパラの「歌モノ3部作」のラストを飾るこのシングルは、田島貴男(めくれたオレンジ)→チバユウスケ(カナリヤ鳴く空)→そして奥田民生様と言うツワモノボーカリストを迎えています。スカパラですから、歌モノもあればインストもあるわけです。で、ボーカリストがいないバンドだけど、メンバーにいい歌詞を書くメンバー(谷中敦氏)がおるので、いいボーカリストを迎えて作ったものらしいですね。谷中氏の詞って歌詞と言うよりポエムって要素がやっぱ高いっす。散文詩で、叙情的とでも言いましょうか。去年JAPANで連載されてた「谷中敦のポエム塾:野暮な言い訳」を読んでみるとなんとなくわかる。飲んだくれてシラフじゃない時に書き綴るような…確かそんな感じだったと思いますが。
で、田島さんもチバもスカパラの曲なのに、もう自分のものみたいなノリで歌われています。しかし、歌モノで登場した3人のシンガーの中で実は民生様が最もツワモノなのです。何故なら…民生様だから。だから、この偉大なシンガーと異種格闘技っぽくコラボレーション出来たのはスカパラぐらいだったかもしれません。何故なら…恐れ多くも、民生様だから。しかし素晴らしいのです。特に、民生様がスカパラに何の違和感も無く溶け込んでいる所が素晴らしい。「溶け込んでる」ってのがポイントで、ミュージックビデオでも民生様はスカパラの方と同じスーツ着て歌っておられました。それと、この歌モノ3部作に共通して言える事は、ボーカリストスカパラのスキルが絶妙にマッチしております。つまりー、いいと思うシンガーとやはり相応しいと思える楽曲とアレンジが合わさった時に素晴らしいコラボレーションが生まれ、そして、お互いがお互いをリスペクトしている、そんな感じなんだなぁ!だから、民生様も異種とも言えるスカのサウンドに思いっきり委ねている、って感じでまさに「スカパラに溶け込んでる」感が出まくってるわけです。メンバーって言われても違和感まるでなかったもんなぁ〜
で、「美しく燃える森」の歌詞しか知らんのですが、歌が印象的な割りに言葉は意外に少なかったりする。メロディもAとBとCのメロとサビがあって…みたいな感じで、たっぷりあるとは限らない。実は美しいメロディを残してシンプルな仕上がりを魅せていたりするのです。